新燃岳2012年

     新燃岳噴火シリーズ


3.新燃岳2017−2019年噴火

2.新燃岳その後の推移(2011年3月26日〜2017年10月10日)

1.新燃岳2011年噴火


3.新燃岳(2017年10月10日〜2020年3月14日)

写真74.新燃岳西斜面

新燃岳の西側斜面です。
ここは昭和34年(1959年)に斜面が噴火しました。
ガリー状の亀裂は、噴火の跡です。
噴火後、水蒸気の噴出は続いていましたが、
2011年の噴火後、斜面からの水蒸気は止まってしましました。
しかし昨年あたりから、小さな水蒸気が見えるようになり、
気象庁が噴火レベルを上げる前には、この水蒸気が見られる様になりました。
このため私は、この噴気が新燃岳の活動の指標になるのではないかと考えていましたが、
最近は噴気が少し大きくなり、微妙な変化は目視では解らなくなりました。
撮影日:2020/3/14

写真73.新燃岳西斜面

新燃岳の西側斜面です。
ここは昭和34年(1959年)に斜面が噴火しました。
ガリー状の亀裂は、噴火の跡です。
噴火後、水蒸気の噴出は続いていましたが、
2011年の噴火後、斜面からの水蒸気は止まってしましました。
しかし昨年あたりから、小さな水蒸気が見えるようになり、
気象庁が噴火レベルを上げる前には、この水蒸気が見られる様になりました。
このため私は、この噴気が新燃岳の活動の指標になるのではないかと考えていましたが、
最近は噴気が少し大きくなり、微妙な変化は目視では解らなくなりました。
撮影日:2020/3/14

写真72.新燃岳火口原

前回の登山は11月だったので、4ヶ月目になります。
中央噴火口の噴気は、前回より少しだけ大きいですが、
これは時々大きくなったり、小さくなったりしているので、想定内の変化です(^-^)。
写真右下の黒い部分は、2018年噴火によって火口から溢れた溶岩です。
バックのピークは高千穂峰、右側は御鉢で、
ここは8年前には小さな水蒸気をあげていましたが、今はなくなっています。
撮影日:2020/3/14

写真71.新燃岳火口内

新燃岳は2018年4月の噴火後、溶岩が火口壁を越えるという、大きな変化がありましたが、
その後は平穏を保っています。
現在の活動は下記のようにまとめられます。
@一番大きな噴気は火口の中央から、少し北寄りの所にあります。
A一番小さな噴気は昔の新燃岳の頂上から少し南寄りにあります。
噴気は小さいですが、無くならないです。
B兎の耳、これは新燃岳の南側にあるピークで、
空中写真に撮ると必ず映っているので、どの方向から撮ったかを判断するのによい指標となります。
C2018年噴火の時、溢れた溶岩
D山腹噴火跡の噴気、これは新燃岳の活動の目安になります。
ここから噴気が上がると、気象庁から「活動度を上げる」というコメントが出ます。
E火口壁と溶岩の間からの噴気、
ここから「ワーッ」と噴気がでると、火口原が見えなくなるので、あまり出て欲しくないのです(^-^)

写真70.新燃岳の活動期、静穏期

新燃岳の活動は、時々、活発になり、その時は気象庁から「火山活動が上がった」と発表されます。
これは火山性地震や、微動などの観測データに基づいたものです。
私はこれを、「観望」から予想できないかと毎日見ていました。
2018年の噴火によって火口原全体が見えるようになったので、
活動の活発化により、水蒸気に覆われたり、無くなったりする様子がよくわかるようになっています。
上の写真は活発な活動により火口原を水蒸気が覆った状態です。
山腹噴気跡にも噴気が見られます。
下の写真は、静かな時期で、火口原に水蒸気はありません。
写真:気象庁火山ライブカメラ

写真69.新燃岳、現在の噴気孔

写真中央の円形が新燃岳の現在最も大きな噴気を上げている噴気孔です。
元々2018年1月には噴火して出来たので、噴火口と言っても良いと思っていますが、
現在は噴気のみなので、噴気孔と言っています。
噴気孔の形は、ネットにあがっているドローンの映像を見ますと、
ほぼ円形で周りが少し陥没しているように見えます。
この写真でも少し影が出来ているのがわかります。
左下側の灰色の部分は、新燃岳の西側斜面です。
ポツポツと見えているのは、噴石です。
撮影日:2019/11/16

写真68.静かな新燃岳

2018年3月に噴火した後、平穏な状態を保っています。
現在、水蒸気を噴出している場所は4ヶ所です。
A点は火口より少し北東よりにある火口です。
ここはドローンによる映像を見ますと、穴が空いています。
火口の周辺は、少し段差が出来ているので、沈下が始まっているのではないかと思います。
B点は小さな噴気孔で、韓国岳からの映像ではみえませんが、
活動の消長には反応していて、噴火が活動的になると噴気は大きくなります。
C,D点は2018年3月の噴火、溶岩噴出によって溶岩が火口壁に達しため、
閉じ込められた噴気が、火口壁と溶岩の隙間から出ています。
このため、活動が盛んになると噴気がリング状になります。
A,B,C,Dの状態を見ていると、
気象庁から発表される火山性地震の回数との関係がなんとなくわかります。
映像:2019/11/16

写真67.新燃岳火口壁に迫る溶岩

新燃岳の溶岩の状態です。
場所は火口の北側で、左写真は2019年11月に撮ったもので、
溶岩が火口壁に迫っています。
あと一押しで火口壁を越えるでしょう。
右写真は2012年3月に撮ったもので、未だ溶岩は見えません。
左写真:2019/11/16
右写真:2012/3/27

写真66.新燃岳火口から溢れた溶岩と噴気、火口原

正面は新燃岳の東側火口壁です。
小さな噴気がありますが、この噴気は継続的しています。
手前に見える4列の噴気は、
時々大きくなったり小さくなったりしていますが、継続しています。
場所としては、噴出した溶岩と火口壁の境です。
写真下側の黒色部分は溶岩です。
撮影日:2019/11/16

写真65.新燃岳と高千穂峰

秋晴れの元に並んだ新燃岳(1421m)と、高千穂峰(1574m)です。
新燃岳は2018年3月に溶岩を流したものの、山腹の途中で止まっています。
噴気は、火口壁と火口内を満たした溶岩の境界から出ています。
黒っぽい溶岩の右側に見える噴気が目安で、新燃岳が活動的になると、ここの噴気が増えます。
火口原の真ん中から少し左に寄った所に噴気孔が見えますが、
ここはアップで見ると少し沈下しているようです。
ドローンで観察すると解るのですが。
登山の記録:年齢77才と5ヶ月10日
所要時間:3時間
撮影:2019/11/16

写真64.新燃岳溶岩の先端部

一瞬、理解の苦しむ映像と思ったのではないでしょうか?
これは新燃岳の火口壁を越えて、溢れた溶岩の先端部です。
溶岩は黒く岩塊状で、斜面を転がり落ちています。
この溶岩は、火口の中央付近で地表に出ると、冷えながら火口壁へ押し出されました。
押し出された様子は、溶岩の上をよく見ると平行に筋がついています。
溶岩はやがて火口壁に到達し、ここから斜面を下り始めました。
ハワイような流れるタイプとは違い、桜島と同じ安山岩質のゴツゴツタイプです。
線状のガリーは噴火前からあったものです。
撮影:2019/11/16

写真63.新燃岳火口の溶岩

新燃岳は2018年3月11日に噴火を始め、溶岩が火口壁を越えました。
新燃岳の溶岩は粘性が強いため、ハワイの溶岩の様には流れませんでしたが、
気象庁のライブカメラで見ていると、塊状になった真っ黒の溶岩がジワジワと盛り上がり、
火口に近づきやがて火口壁を越えました。
火口壁を越えた溶岩塊の先頭部分は、斜面を転がり落ちました。
溶岩が火口壁を越えた場所は、当然ですが、火口壁の一番低いところでした。
映像の中で、舌状の溶岩流の下部に見える線状のガリーは、以前からあったものです。
撮影:2019/11/16

写真62.新燃岳西側斜面の側噴気と溶岩のアップ

新燃岳西側斜面のアップです。
映っているのは、手前の噴気と後方に列状に並んだ噴気、それと画面左側の黒い溶岩です。
手前の噴気は、2011年の噴火前には噴気を上げていましたが、噴火後噴気は無くなりました。
その後は時々、チラッと見えては無くなっていましたが、
火山活動の目安になると思って、気にしていたところ、
昨年辺りから気象庁のライブカメラもこの噴気を気にするようになり、時々アップにしてくれていました。
それが今年になって、はっきりした噴気として定常的に見えています。
後方に列状に並んだ噴気は、上昇してきた溶岩と、元の火口壁の間から吹きだしている噴気です。
韓国岳からのライブカメラ映像で見るとリング状に見えます。
左側の黒いものは、去年、2018年3月10日の噴火によって火口壁を越えて流れ出した溶岩です。
新燃岳の溶岩は、ゴロゴロした岩塊で、ハワイのような流れる溶岩ではありません。
(溶岩が火口壁を越えた日は、私の記録によるもので、気象庁の発表とは違います) 
撮影日:2019/2/2

写真61.林間に見える新燃岳西斜面の溶岩と側噴気

林間からみえる新燃岳の噴気です。
白い噴気が並んで知るのは,火口内の噴気です。
手前に見える小さな噴気は、昨年十月あたりから出始めた噴気です。
以前は、新燃岳が活動的になった時に出て、おとなしくなると見えなくなっていたので、
活動と関係があるのではと思っていました。
この噴気は今年になって1月半ばから定常的になり、はっきりと見えています。
撮影:2019/2/2

写真60.新燃岳の側面からの噴火継続

新燃岳の西側側面には、昭和34年に噴火した火口が残っています。
この噴口からは2011年の噴火まで噴気が上がっていました。
しかし2011年の噴火を契機に、噴気はとまっていましたが、
2016年あたりから、時々小さな噴気が見られる様になり、
今年になってから、噴気は1週間くらいのサイクルで消長するようになっていました。
それが先週辺りから、噴気は大きくなっています。
ライブカメラでもこの噴気をアップするようになったので、
気象庁の方でも気にしているのだろうと思います。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真59.新燃岳の噴火警戒レベルが<1>

新燃岳の噴火警戒レベルが、2から1へと引き下げられました。
毎日ライブ映像を見ている限りでは、噴気が小さくなった様には見えないですが。
もっとも噴火レベルを下げましたが、県道一号(小林えびの線)の封鎖はそのままです。
その他、登山道の禁止範囲もそのままなので、
変わったのは「噴火レベルが下げられた」ことのみです。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真58.新燃岳、風雲急を告げるか?

年末から年始にかけて、新燃岳は雲に覆われていましたが、
今日午後から姿をあらわしました。
そうしたところ、頂上をリング状に囲む噴気は勢いを増しています。
この勢いを増すのは時々あることなので、「またか」と思いましたが、
気になったのは西側斜面に出た噴気です(黄色矢印)。
この場所の噴気は2011年の噴火前まではあったのですが、噴火の後無くなっていました。
その後は新燃岳の活動が活発になると、この噴気が出るので、
新燃岳の活動と関係があるのではないかと、気にしています。
映像:気象庁火山ライブカメラ(2019/1/2)

写真57.大浪池南西3キロで地震

気象庁の発表によれば、「大浪池南西3キロの地表に近い所で地震発生」とのことです。
大浪池南西3キロといえば、林田温泉近くにあたり、ここには沢山の宿泊施設、観光施設があります。
火山活動が地表面に及ぶと、大問題となります。
写真は韓国岳から見た大浪池です。
撮影日:2011/3/24

写真56.噴火の後、平穏な姿を見せる新燃岳

新燃岳は,6月22日の噴火後、雨のため姿が見えませんでしたが、
きょうは,梅雨の晴れ間に姿を現しました。
中央付近にできた噴火口からガスが出ているのが見えますが、
しばらくは,この噴火口からガス抜きをするのでしょう。
新燃岳の噴火過程は、マグマが上昇してきて火口付近で溶岩のフタとなり、
ガス圧が発生して爆発、のような順序じゃないかな、と思います。
手前に見える列状の水蒸気は、溶岩と火口壁との境界から出ていると思いますが、
韓国岳から噴気孔を見ることができません。
映像:気象庁火山ライブカメラ2018/0625

写真55.新燃岳火口からあふれ出した溶岩

新燃岳の溶岩が火口壁を越えて、火口外側斜面で停止しているところです。
色は真っ黒で、溶岩塊になっていることが見えます。
双眼鏡で見ると、下方に溶岩塊が転がっている状態も解ります。
手前に亀裂が見えていますが、これは昭和34年に活動した噴火口です。
きょうの方向は北東なので、噴煙が手前に向かってくるので少しかすんでいます。
撮影場所:えびの高原から林田温泉側に約10分、道路両側に駐車帯があります。
撮影:2018/6/2

写真54.新燃岳のリング状水蒸気

4月5日の噴火以降、新燃岳は静穏な日が続いています。
これがいつまで続くのかは、神のみぞ知るです。
現在、新燃岳はリング状の水蒸気に囲まれていますが、
リングは噴出した溶岩と、火口壁の境界から出る水蒸気のためです。
火口原の真ん中にモヤモヤと水蒸気よりも少し灰色がかった部分が見えますが、
ここからはガスも出ているようです。
火口の右側 、現地では西側に少し大きめの水蒸気がありますが、ここは火口が見えません。
ここはライブカメラの死角になっている場所です。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真53.新燃岳の地温高温域

映像は新燃岳の2011年噴火後4年目に撮りました。
黒い部分は地温の高い所です。
火口の右側(西側)に、黒色部分が鋭角三角形で見えていますが、
ここは昭和34年に噴火した跡で、2011年の噴火までは、噴気を上げていましたが、
2011年の噴火の後、噴気は止まりました。
ところが最近また噴気が上がり始めました。
噴気が出たり、引っ込んだりするのは、活動の消長と思いますが、火山が生きていることがよくわかります(^-^)。
ただ、ここは斜面なので、もしここで爆発があると火口壁が壊れ、火口内の溶岩が流出することになります。
赤線の区域は、現在、火口壁を越えて流れ出ている溶岩の範囲です。
撮影:2014/2/25

写真52.新燃岳の溶岩がクッキリ

きのうから雲の中だった新燃岳は、雲が晴れると雪景色でした。
そんな中で、火口壁を越えた溶岩の流れがクッキリと見えています。
形は舌状で、流下距離は目測で,約100m程度です。
溶岩は固まっていて、映像で見る限り動いていません。
火口内の噴気は激しく、火口原の様子は見えません。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真51.新燃岳、11日ぶりの噴火

今朝3時頃、新燃岳は3月26日以来、11日ぶりの噴火をしたそうです。
今朝の霧島山系一帯は、雲に覆われていたために、映像は見られず、
噴火を確認できるものは、気象庁の発表と、車のフロントガラスを覆った薄い火山灰の皮膜のみでした。
写真は昨日の新燃岳で、強い西風によって噴気がなびいています。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真50.新燃岳のガス雲

雲の無い日、新燃岳の上にはぽつんと雲ができますが、
その経過は火口からポンとガスが出て、しばらくするとガスの上に雲ができます。
たぶん火山ガスに含まれている水分が、ガスの上昇と共に冷やされて雲になるのでは?
と思っています。
ガス雲は私の造語で、気象辞典に載っているかどうかは知りません。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真49.新燃岳上空のガス塊

新燃岳は、きのうきょうと噴火の無い状態が続いているので、
このまま収まってくれるといいのですが。
噴火はしていませんが、ガスの放出は続いるようです。
ガスは風があると吹き払われてみえないですが、
風が無いと新燃岳の上空に塊となって浮き上がります。
ガスの色はバックの空と似ているので、パッとと見では見逃すことがありますが、
よく見るとガス塊が視認できます。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真48.夜の新燃岳

昨日、おとといと、噴火は休んでいるようですが、
昼間は,火口を囲むように円形になった水蒸気の輪が見え、
それを覆うように薄い空色のガスが出ているのが見えます。
夜になると火口に出てきた溶岩が、二ヶ所まるで目玉のように光っているのが見えます。
この溶岩もいずれ冷えて、目玉はなくなると思いますが、いつまで光っているのでしょう?
映像:気象庁火山ライブカメラ(3月25日)

写真47.新燃岳で小規模火砕流発生とのこと

気象庁は今朝(3月25日)新燃岳の西斜面で「ごく小規模な火砕流」が発生したと発表しました。
写真は8時50分のものですが、噴煙は火口壁の外側に出てきているので、火砕流かもしれませんが、
爆発が大きかったために、噴煙の濃い部分が流れ出ている可能性もあります。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真46.新燃岳西斜面噴気孔の昔

新燃岳の噴気孔が生じていますが、ここは元々は昭和34年に斜面噴火(火口外側)をした所で、
2011年の噴火までは、噴気孔が沢山ありました。
しかし2011年の噴火後、なくなりました。この写真は2013年に撮ったものですが、噴気は見られません。
噴気が再開したのは2015年からで、新燃岳の噴火と関係があるのではないかと気にしていました。
撮影日:2013/12/21

写真45.新燃岳西斜面で始まった噴気活動

気象庁の火山ライブカメラに新燃岳西斜面の映像がアップされました。
ズームアップされてみると、噴気はごう音型の噴気であることが解ります。
この辺りは亀裂の多い岩石が露出している所なので、これ以上噴火活動が高まると危険です。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真44.新燃岳の新しい噴気口

新しく噴気をはじめた西側斜面のアップです。
ここは昭和34年に斜面噴火をした場所で、2011年の噴火までは噴気があがっていましたが、
噴火の後、噴気は止まっていました。
ここの活動の危険性は、34年噴火で火口壁に歪みや亀裂が入っていることが考えられ、
また今回の噴火で溶岩が溜まったため、圧力が上昇していると考えられます。
気象庁のライブ映像では解りませんが、望遠で覗くと、亀裂があることが解ります。
撮影:2017/11/3

写真43.新燃岳に新しい噴気口

新燃岳はきのうは一日中雲の中でしたが、きょう現れると新しい噴気口ができています。
火口の噴気の右側に,火口から少し下った所に噴気が見えています。
これは昭和34年に噴火した所で、2011年の噴火前までは、水蒸気を上げていましたが、
2011年噴火後は停止していました。
昨年から時々、水蒸気を上げては止まり、また始まりしていましたが、とうとう活動をはじめたようです。
ここで小さな爆発でも起こると、火口壁が破壊され、火口に溜まった溶岩が流出する恐れがあります。
溶岩ダムの破壊、、、です。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真42.雲海の中で噴煙を上げる新燃岳

雲海の中で噴煙を上げる新燃岳です。
きょうのテレビニュースでは、「噴火はあったが、雲で見えなかった」と言っていましたが、
ライブカメラからは見えていました。
手前の斜めになった斜面はカメラが設置された韓国岳で、向こうに噴煙を上げているのが新燃岳です。
きょうまで4日ほど、新燃岳は見えていませんでした。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真41.新燃岳火口のアップ

新燃岳のライブ映像は新燃岳と後方の高千穂峰をカバーしているため、火口の詳細は見えません。
ところが時々、映像がアップになります。
おそらく気象庁の係官が火口内を見るために、映像を切り替えたのだろうと思います。
この映像からは今回噴出した溶岩が、火口壁と接触する部分から、噴気を上げていることがわかります。
それと画面右下に黒く色の変わった部分が見られますが、
ここが火口壁を越えた溶岩の流下している場所です。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真40.火口内に噴煙のリングができた新燃岳

きょうは西日本一帯が大陸からの高気圧に覆われ、新燃岳はクッキリ,ハッキリの一日でした。
噴出した溶岩は火口にフタをするような形になったので、水蒸気がリング状になっています。
真上から撮すときれいでしょう。
ただ昭和34年の斜面噴火をした火口側に、大きな水蒸気が見える場所が気になります。
ここは2011年の噴火前から、泥噴火があったり、噴火口が繋がったり、変化が見られる所でした。
きのう御鉢の警戒が1になったので、あしたから高千穂峰は登れます。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真39.新燃岳の溶岩流出

新燃岳は相変わらず噴火を続けています。
溶岩の湧出は止まったそうですが、火口壁を越えた溶岩流は、斜面をゆっくりと下りつつあります。
きょうの発表では、30m下っているとのことですが、
溶岩の湧出が止まっているのであれば、あとは粘性で下降するだけです。
ただスピードが遅いので、冷却してそのうちに止まってしまうのではないかと思います。
映像中の溶岩は、少し黒みがかって舌状をした部分です。
映像:鹿児島県姶良・伊佐地域振興局ライブカメラ

写真38.新燃岳の溶岩流出場所

現在、新燃岳の火口から溢れつつある溶岩の位置です(黒線)。
地図上では幅約200mですが、NHKニュースでも「幅200m、長さ10m」と言っていました。
長さというのは微妙なところで、火口壁から火口の外側へ10m流れ落ちている、と解釈しています。
溶岩が流れ落ちはじめた地点の標高が、1355mになっていますが、
噴火前の地図では標高は記入されていませんでした。
そのため、1360mと推定して「新燃岳火口の最高地点と最低地点の標高差は60m」と言っていましたが、
これからは65mと言うことにします(^-^)。
地図:国土地理院

写真37.新燃岳の溶岩の位置

映像は大浪池からの撮られたもので、黄色の線で示した所が現在の溶岩の位置です。
この辺りは新燃岳の火口では一番低い場所ですが、
溶岩で盛り上がったためほぼフラットになっています。
気象庁の説明では「この辺りは傾斜が緩いので溶岩はゆっくり動いている」と言っていますが、
傾斜は35度くらいあって立っては歩けませんでした。
映像:鹿児島県姶良・伊佐地域振興局ライブカメラ

写真36.新燃岳、夜の噴火

新燃岳の夜の噴火です。
高く上がる噴煙は昼間と同じですが、溶岩の高音部が白く光っているのが不気味です。
噴煙がある方は昼間でも位置が解りますが、手前の方は噴気のために見えません。
赤外線カメラで撮ると高温部の位置がよくわかるでしょう。
後方の光は都城市の灯りです。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真35.新燃岳の噴煙が高原方面へ流れはじめた

夕方6時16分の噴火の映像ですが、噴煙が画面左側に流れはじめました。
今までは右側だったのですが。
これは火山灰が高原町、都城市へ降下しはじめたと言うことです。
これから大変なことになる、,,,
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真34.噴火2年前の新燃岳火口散策道

2011年噴火の2年前の新燃岳火口半周道です。
画面右側が火口壁で,この季節にはミヤマキリシマがピンクの花を咲かせ、登山者の目を楽しませてくれましたが、
今はここも火山礫に埋もれています。
画面右上に層の溶岩層が見えていますが、
今回の噴火で、この辺りまで溶岩が上昇していると推定されます。
撮影:2009/5/31

写真33.爆発的な噴火が連続しています

新燃岳は爆発が続いています。
ライブカメラは2分間隔で撮っているので、噴煙は一瞬にして立ち上がり、
次の映像はゆっくり西側(画面上では右側)に流れて薄くなっています。
風向はきょうも弱い東風なので、降灰方向は霧島市側です。
前回(2011年)の噴火の時は、1月だったので強い北西の風で、高原町、都城市に降灰がありました。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真32.新燃岳の溶岩流出場所

現在、溶岩が流出し始めた所は、霧島川源流部にある昭和34年の斜面噴火跡の北側です。
標高は1360mで、新燃岳火口では最低点の所です。
撮影は韓国岳頂上からで、気象庁のライブカメラも似たような写角です。

写真31.溶岩が火口壁を越えた

とうとう溶岩が火口壁を越えました。
越えた場所は、火口壁の最低点1360m地点です。
溶岩は火口壁を越えた時点で、斜面を転がり落ち、火砕流になると思っていましたが、
非常にゆっくりと下方へ動いているようです。
写真右下に見える凹凸は,昭和34年に斜面噴火した跡で,現在も噴煙を上げています。
映像:鹿児島県姶良・伊佐地域振興局

写真30.危機的な霧島川源流部

3月8日、ネットに大地2号(JAXA)から撮影された新燃岳の映像が公開されました。
これを見ると新燃岳の火口原はお鏡餅を広げたような溶岩に覆われ、ほぼ全面に拡がっています。
ほぼ、と言うのは西側の一部にはまだ新しい溶岩に覆われていない部分があるからです。
新燃岳の頂上はほぼ円形で、高低差もほとんどありません。
頂上は東側にあり1421mで、最低点は西側にあり1360m、
ここは霧島川の源流部で昭和34年の斜面噴火の跡が残っています。
前回(2011年)の噴火の時、溶岩はこの地点で火口壁まで5,6mの所にまで迫りましたが、
幸いなことにここで噴火活動は終息し、溶岩の上昇は止まりました。
もし溶岩がこの地点を越えるとそこは霧島川の源流部なので、溶岩の崩落と火砕流発のおそれがあります。
映像:大地2号(JAXA)

写真29.溶岩が見えた新燃岳火口

とうとう火口内に溶岩が見え始めました。
この映像から溶岩の位置を特定すると、溶岩から出ている白煙の直上に,黒い横筋が見えていますが、
これは新燃岳の頂上直下にある溶岩が露出した層です。
この映像から、手前にある白煙(水蒸気)と、溶岩から出ている白煙は違っていることも解ります。
撮影:気象庁火山ライブカメラ
この映像はカメラがズームアップしたときのものです。

写真28.新燃岳の噴火口は二つようです

新燃岳の噴煙は二本に別れていて、手前の方は少し規模が小さく、奥の方は大きいです。
奥の方は火口の東側にあり、従来からあった火口壁下のもので、
手前の小さい方は,多分火口を覆った固結した溶岩と,火口壁の境界から出ていると思います。
風向は東なので火山灰は鹿児島県側に流れています。
前回の噴火の時は、ほとんど南西側の高原町、都城市側に流れていたのですが、今回は違っています。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真27.新燃岳は本格的な噴火のよう

新燃岳の噴火は、黒煙が火口一杯に拡がり、本格的な噴火のようです。
きのうは霧島山系一帯は、雲の中だったのですが、
「空振があった」という発表があったので、大きな噴火が起こっているのではないかと思っていました。
後方に見える小さな三角形は高千穂峰です。
きょうの風は東寄りで、降灰は牧園町方面です。
撮影:気象庁火山ライブカメラ

写真26.今朝(3月3日)の新燃岳

黒煙を上げる新燃岳です。
きのうのニュースによれば、噴火のタイプは「マグマ噴火の可能性もある」とのことなので、
そうであれば、噴火活動は少し長く続く可能性もあります。
今朝の衛星写真によると、南九州はまもなく雨雲がかかり、雨域に入るので,
新燃岳の映像は見えなくなります。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真25.新燃岳の噴火

きのう噴火の発表があった新燃岳の噴煙です。
映像はは鹿児島姶良・伊佐地域振興局のライブカメラで、大浪池に設置されています。
前回の10月の噴煙に比較すると一回り小さいです。
風下の高原町には降灰があるとのこと。
映像:鹿児島県姶良・伊佐地域振興局

写真24.新燃岳の噴火始まる

今朝(3月1日)、気象庁から「新燃岳が噴火した模様」という発表がありましたが、
霧島山系一帯は雲の中で映像は見られませんでした。
夜になって雲が晴れ噴煙が上がっていることが解りました。
噴煙の規模から見ますと昨年10月の噴火より小規模のようです。
映像は夜11時のライブです。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真23.本日(3月1日)新燃岳が噴火した模様とのこと

気象庁の発表によりますと,本日11時に新燃岳が噴火した模様とのことです。
「模様」ということで、「噴火した」とは言っていません。
これは、きのうから前線の通過のため、霧島一帯は雲の中で、
全てのライブカメラは霧のみしか写っていないので、確認できないのでしょう。
火山性地震、微動も観測されているとのことですが、
「噴火した」と言うには、噴煙を確認しないと言えないのでしょう。
新燃岳の活動は、ライブカメラの映像からみると、
先週辺りから火口内の噴気が増し、昨年十月の水蒸気噴火直前の様相に似てきたので、
「もしや」と思っていました。
映像:2017年11月3日

写真22.新燃岳もいきそう〜〜

硫黄山が活発になったので、新燃岳はどうかな?と思ってみていましたが、
30分前まで雲がかかっていて見えませんでした。
ところが雲が晴れてみると、火口一面水蒸気に覆われています。
こんな状態は、昨年10月に水蒸気噴火を起こしたときにも、見られました。
西側の昭和34年の噴火跡からも噴気が上がっています。
新燃岳と硫黄山、風雲急を告げる、、、状態です。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真21.新燃岳火口西側白変

新燃岳火口の西側をクローズアップした映像です。
火口斜面に白色部分が見えますが、これがなんだろうかと思案しています。
この辺りには新しい噴気口ができているので、「硫黄かな」と思っていましたが、
雨が降ると無くなるので、硫黄ではないようです。
行けば解るのですが、この辺りは傾斜が急なので、今の私の体力ではムリなんです(^-^)
左上は火口内の噴気で、写真中央部分に黒く細長い物体のようなモノは、昭和34年に噴火したときにできた亀裂です。
撮影日:2017/11/3

写真20.降灰を溜めた韓国岳火口

10月11日からの噴火によって降灰があり、その後の雨で韓国岳火口に流れ込み、白く光っています。
ここは火口外に流れ出す流路がないので、このまま溜まるでしょう。
いつか大きな噴火がありこの上に堆積層ができると、
西暦2500年位の人が、平成噴火物として発見するのではないでしょうか(^-^)
撮影日:2017/11/3

写真19.韓国岳から久しぶりの新燃岳

先月の霧島山系は慌ただしく、10月11日に気象庁から噴火の発表があり、
13日に噴火終了があって、14日には再噴火したとのこと。気象庁も慌ただしかったと思います。
とにかく新燃岳では噴火があって灰を含んだ黒煙があがり、
ところが2日目には白煙となったので、「終わりかな」と思ったとみると、再度黒煙となりました。
とにかく新燃岳がめまぐるしく変わったので、気象庁も変わったと言うことでしょう。
それはともかく、10月31日に韓国岳登山禁止が解除されたので、久しぶりに登ってみました。
映像は韓国岳から見た新燃岳の火口壁と火口原です。
火口壁に筋が入っているのは、先日(10月11日)の噴火によって降下した火山灰に雨が流れたものです。
後2,3回雨が降るとなくなると思います。
撮影日:2017/11/3

写真18.韓国岳の登山禁止が解除されました

10月31日に登山禁止が解除になったので、早速登ってみました。
新燃岳は再噴火前と同じ状態に戻っていました。
多分、9月の大雨で大量の浸透水があり、この水が沸騰して水蒸気噴火をしたのでしょう
撮影日:2017/11/3

写真17.今回のイベントは終わったようです新燃岳

11日に始まった噴火は、13日に気象庁から「噴火終了、再開」と慌ただしい発表がありましたが、
一応終わったようです。
今朝の火口原は、まだ白煙(湯気)に覆われていましたが、夕方になると白煙も目に見えて少なくなりました。
多分、2,3日中に元の状態に戻ると思います。
韓国岳から自分のカメラで撮りたいのですが、登山道は全部閉鎖です。
映像:気象庁火山ライブカメラ
写真16.新燃岳、今回のイベント(噴火)は終わったようです

今朝の火口原には小さな噴気が沢山見えています。
このような小さな噴気が沢山出るのは、大雨が降った後に見られる現象です。
先週の台風時に降った雨がしみこみ、蒸発しているのだと思います。
このような小さな噴気は2,3日すると無くなります。
映像:気象庁火山ライブカメラ
写真16.やっと顔を出した新燃岳

新燃岳は10月7日に、それまで続いていた火口内のちいさな噴気の数が増え、妙だなーと思っていたら、
10日に白煙(水蒸気)が大きく上がり始めました。
「これはいく!」と思っていたら、11日には噴煙(含火山灰)となりました。
ここで気象庁は「噴火発生」を発表。
ところが13日に白煙になると「噴火は終わった」と発表。
白煙は結構大きいままなので、「それでいいの?」と思っていたら、
黒煙にかわり、気象庁は「再噴火発生」を発表しました。
その後、台風21号の影響で約1週間、姿を見せてくれませんでした。
映像:気象庁火山ライブカメラ


写真15.黒煙を上げる新燃岳

今朝の新聞には、「新燃岳の噴火は終わった」と言う記事が出ていますが、エッーどうして?です。
映像を見ると黒煙があがり、噴石が飛んでいる様子も見えます。
終息宣言は未だ早いと思います。
映像:気象庁火山ライブカメラ


写真14.今朝の新燃岳(10月14日)

今朝の新燃岳は噴煙は白色となり、勢いもきのうに較べるとなくなったようです。
しかし、火口全面から噴気が上がり熱が上昇していることがうかがわれます。
なお要注意でしょう。
映像:気象庁火山ライブカメラ


写真13.今朝の新燃岳

新燃岳の噴火が始まりました。
今朝は無風で噴煙が真上にあがっています。
ニュースによりますと今回の噴火は前回(2011年)とは違い、水蒸気噴火とのことです。
映像:気象庁火山ライブカメラ


写真12.新燃岳の噴火はじまる

おととい、噴気が大きくなり、きのうは更に大きくなり、噴火が予想されましたが、
きょうは黒煙が上がり始めました。風下側には降灰が始まっているとおもいます。
噴煙は画面左側の黒い部分です。
今朝5時半新燃岳が噴火しました。
2011年1月27日から約6年半ぶりです。
噴煙は西風にのって東側に流れているので、高原町には降灰があるでと思います。
今回の噴火は前回に比べると、噴火に至るまでのテンポが早かったです。
火山から出ている噴煙は、3種類に分類できます。
1,噴気−−水蒸気で白色に見える。
2、噴煙−−黒色で火山灰、噴出礫を含む
3,無色−−無色またはうすいブルー、硫化水素を含み危険。
火山は風向が大切です。
映像:気象庁火山ライブカメラ


写真11.噴煙を上げる新燃岳

新燃岳はきのうから噴煙を上げ始めました。
これまの噴気は、小さなものが火口内にあって、やっと活火山の名目を保っているという感じだったのですが、
きのう少し大きくなったと思ったら、たちまち大きな噴煙になりました。
まだ噴火はしていないようですが、要注意です。
マグマがドドドーッと上がってきているような感じがします(^-^)
映像:気象庁火山ライブカメラ


写真10.新燃岳から噴煙があがり始めました

きのうから新燃岳の火口から噴煙があがり始めました。
きのうまでの噴煙は、小さな、やっと見える程度だったのですが、
再開した噴煙は2011年以前と同じ程度になっています。
気象庁からは火山性地震88回、火山性微動7回との発表がありました。
映像:気象庁火山ライブカメラ


写真9.新燃岳の噴火警戒レベル2へアップ

きょう(10月6日)気象庁は新燃岳の噴火警戒レベルを1から2へ引き上げました。
新燃岳の西側斜面にある昭和34年の噴火口からの噴煙があがる現象は、
時々みられましたが気象庁は特にコメントしていませんでした。
しかし今回は火山性地震の発生があったとのことで、噴火警戒レベル引き上げとなったようです。
やはり火山内部の活動は、噴気や、噴煙となって外部に現れるものなんでしょう。
斜面の白色部分が噴気を上げ始めた場所です。
撮影場所:新湯から新燃岳の西斜面
撮影:2017/9/30


写真8.新燃岳西斜面の噴気

新燃岳はここ約6年、あまり変化が無かったのですが、
今月初めから旧噴気孔から噴気が上がり始めました。
ここは昭和34年の活動で斜面に出来た亀裂のような噴火口です。
新燃岳の2011年噴火までは噴気がありましたが、噴火と共に噴気は止まっていました。
これまで6年間、小さな噴気が上がるのが何度か見えましたが、こんな大きな噴気は初めてです。
気象庁の硫黄山についての発表では、火山性地震が増えているとのことですが、
もしかすると新燃岳の活動が影響しているのでは無いかと思っています。
新燃岳噴火口内に見える小さな噴気も数が増えています。
黄色の矢印が噴気です。
映像:気象庁ライブカメラ(2017/9/1)

写真7.大雨の後の新燃岳

大雨が降った後の新燃岳は、まるで噴火の時のような噴煙が上がっています。
しかし噴火との違いは、火口全体的に湯気が出ていることです。
噴火の場合は、ある場所から噴気が出ますが、雨の後の湯気はホワーと出ます。
しかし遠くから見ると、噴煙があがているように見えるので、「噴火か」と思いますが、噴煙に勢いがありません。
地下はまだ熱いのでしょう。
映像:気象庁火山ライブカメラ

写真6.新燃岳の噴火警戒レベルが1に引き下げられました

きょう、気象庁から新燃岳の噴火警戒レベルを2から「1」に引き下げることを発表されました。
新燃岳の噴火は、2011年の1月27日に始まり、9月におわりましたが、レベル2は継続していました。
見た目には噴火するようには見えないですが、火山だから、地下でゴソゴソと何かしているのでしょう(^-^)
後ろは御鉢と高千穗峯です
撮影:2017/1/31
写真5.新燃岳の噴火レベル引き下げ

気象庁から新燃岳の噴火レベルが引き下げることが発表されました。
2011年1月に噴火して、9月に最後の噴火があったので、6年ぶりです。
火山の一生からすれば、ほんの一瞬なのでしょうが、
私にとっては、軽い気持ちで登っていた韓国岳が、「行くぞ!」と一大決心をしなければ、 登れなくなってしまう時間の経過がありました(^-^)。
映像:新燃岳の噴火
撮影:2011/2/1
写真4.新燃岳の新噴気孔の場所

新燃岳の西側斜面に現れた噴気孔の場所です。
今のところ上部と下部の二ヶ所に見られ、上部のものは図中の直線状のもので、
これは昭和34年にできた列状の噴火口の西側に生じています。
下部のものは等高線に沿った形で、比較的はっきりしているのは3点ですが、
韓国岳から望遠レンズでみますと、あと2ヶ所小さいのが見えます。
なおこれらの噴気は消長(大きくなったり、小さくなる)が見られます。
写真3.新燃岳の新しい噴気

新燃岳に新しい噴気が見えるようになりました。
新燃岳は噴火前(2011年)には西側斜面に亀裂状の噴火口があり、ここから蒸気が上がっていましたが、
これは昭和34年の噴火によってできたものです。
ところがこの噴気は2011年の噴火の後、無くなっていました。
ところが噴火3年後にS1の位置から噴気が上がるようになりました。
これは気象庁のライブカメラでも見ることができます。
さらに今年の2月になってからは、S2の位置に噴気が上がるようになっています。
今のところS1、S2の噴気は消長があり、新燃岳火口中の噴気が多くなるとS1、S2に噴気が現れる傾向があります。
したがって見えるときと見えないときがあります。
写真2.新燃岳に新しい噴気ができました

新燃岳の西側斜面に昭和34年にできた噴気孔が並んでいますが、その下方に写真のような噴気が現れました。
よく見ると小さなものが点々と見られます。このあたりは灌木が茂り噴気はありませんでした。
今後の注意が必要と思います。
写真の左下に見える沢状の亀裂は、上部で昭和34年の噴気に繋がります。
撮影:2017/1/31
写真1.新燃岳の火口内の噴気も増えています

写真は火口の右側部分です。
この辺りは普段は噴気が見られないのですが、最近は増えています。
気象庁の火山活動に関する発表で、活動が上がっていると言うと、噴気が沢山になる傾向が見られました。
撮影:2017/1/31



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