平成16年台風16・18・21号災害について
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3.被災状況写真

 台風16・18・21号での降雨は、@南郷村とA諸塚村(もろつかそん)およびB椎葉村を中心に、 この期間を通じ2400mmを超える降雨があったことにより、 特に、3.1.南郷村弓弦葉(ゆずりは)地区と3.2.南郷村神門(みかど)地区 および3.3.椎葉村佐礼(ざれ)地区・鹿野遊(かなすび)地区を中心に災害調査を行った。
 なお、弓弦葉(ゆずりは)や佐礼(ざれ)は地すべり地名。


 3.1.南郷村弓弦葉地区

調査場所:@南郷村弓弦葉(ゆずりは)の国道388号とA南郷村神門(みかど)
 最初の調査地は南郷村のR−388を西へ進み、鬼神野(きじの)(枕状溶岩の断面があるところ)や、 さらに奥には延岡構造線の露頭がある所(下が神門層で上は三方ヶ岳砂岩層)への途中の弓弦葉です。


 (1)南郷村弓弦葉地区(9月25日)


写真S−1.南郷村弓弦葉の1

国道388号


写真S−2.南郷村弓弦葉の2

国道388号・地すべりにより露出した鋼管杭


写真T−1.弓弦葉崩壊の全景

崩壊地の周辺はシイ・タブの天然林、上部は伐採地


写真T−2.南郷村弓弦葉

洗掘された河床に露出する神門層のせん断頁岩


写真T−3.南郷村弓弦葉

千枚岩状の頁岩


写真T−4.南郷村弓弦葉

受け盤状の層間に狭在する灰黒色粘土層(層厚2cm)


写真T−5.南郷村弓弦葉

メランジュ層の頁岩と石英質砂岩のブーダン



 (2)南郷村弓弦葉地区(11月21日)

 調査場所:南郷村弓弦葉(ゆずりは)国道388号の経緯観察


写真T−6.弓弦葉の全貌

11月21日


写真T−7.傾いた鋼管杭

中央部の岩塊が崩落している


写真T−8.傾いた鋼管杭

アップ


写真T−9.斜面右側の鋼管杭

斜面右側は変状はない


写真T−10.斜面左側の鋼管杭

斜面左側は変状はない


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