19年災害続報

 鹿川渓谷の土石流について

場所  :宮崎県日之影町鹿川
流下距離:2200m、幅:30〜50m。
発生日 :2007年8月2日、台風5号(日降雨量480mm)
綱の瀬川土石流(平成19年8月25日撮影)
 綱の瀬川は、宮崎県の北部を流れ延岡に河口を持つ五ヶ瀬川の支流です。槙峰 で、北から流れ込む綱の瀬川となり、その上流では西の内川と名前を変え、さらに上流で は鹿納川となる、出世川です(^-^)

 1−2.被災状況写真(2007年8月25日撮影)


写真−1.宮崎県の北部にあります。


写真−2.綱の瀬川中流部の清流、基盤は四万十層(標高:390m付近)、土石流の 影響は認められない。


写真−3.頁岩中の石英脈(綱の瀬橋より)


写真−4.土石流により拡大した河床、茶色の巨礫は花崗岩 。


写真−5.灰色の巨礫は阿蘇−4(溶結凝灰岩)、茶色は花崗岩。河床堆積物は巨 礫と砂礫で、粘土分はほとんどみとめられない。


写真−6.削剥された水田の断面、元の河床堆積物と二枚の作土が明瞭である。


写真−7.標高590m付近の河床


写真−8.花崗岩中のゼノリス(捕獲岩)、源岩が片状であったことがよくわかる。


写真−9.花崗岩の巨岩と磨かれた河床、標高700m付近 。


写真−10.土石流によって流されてきた花崗岩の巨岩。


写真−11.花崗岩河床とシーティング節理(画面の上)標高750m付近


写真−12.シーティング節理(標高780m付近)


写真−13.河床を埋める花崗岩の巨岩 。


写真−14.花崗岩の河床と斜面末端部を構成する巨岩。


写真−15.花崗岩と節理。


写真−16.崩壊した沢と綱の瀬川の合流点、花崗岩の節理が明瞭(標高840m付近)


写真−17.崩壊により削剥された対岸(左岸側)のスギ表皮、手前の花崗岩の節理 は下流方向に傾斜している(標高840m付近)。


写真−18.合流点での花崗岩の岩塊。


写真−19.右側(画面上)へ傾斜するシーティング節理と直交する節理(合流点付近)。


写真−20.花崗岩の風化状態、直交する節理と形成されつつある核岩:今回の調査はここまで(^-^)



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