平成17年・台風14号災害

2.槻之河内(つきのかわち)地すべりについて

 槻之河内地すべりは日南市の北西20km、広渡川の支流、槻之河内川の右岸に発生した。
場所    :宮崎県北郷町槻之河内、広渡ダム上流、槻之河内川
地形図図幅名:日向青島(1/5万)、坂元(1/2.5万)
崩壊規模  :長さ=700m、幅=200m、深さ=40m、推定土量=560万立米
発生日   :2005年9月6日。台風14号の降雨量(4日223+5日388+6日368=979mm)

 2.1.被災状況写真第1報(11月10日撮影)


写真−1.槻之河内地すべりは日南市の北西20km、広渡川の支流、槻之河内川の右岸に発生した。


写真−2.対岸よりの全景。地すべり地はスギの植林地。


写真−3.対岸より望む地すべり地、写真下部に堰止め湖の一部がみえる。


写真−4.地すべり全景:1970年代初頭にスギが植林された。赤色の土壌はテフラ。


写真−5.地すべり地内にできた掃流砂礫堆、多量の水が流れたことを意味する。


写真−6.地すべり地の断面:スギの植林、砂岩塊の崖、表層を覆う赤色土はテフラ。


写真−7.左側壁の状況:細流土石が流れ、数センチから十数センチの礫の堆積が見られる。


写真−8.テフラ中の砂岩礫。


写真−9.洗掘された風化頁岩層。


写真−10.頁岩層の上部に分布する薄い粘土層、すべり面と思われる。


写真−11.頁岩に残されたスリッケンサイド。


写真−12.頁岩岩盤:流れ盤、傾斜28度。岩盤上の固結崖錐の浸食状態から、 大量の水が流れたことがわかる(7合目付近)。


写真−13.堰止め湖


写真−14.堰止め湖(上流より)


写真−15.斜面中部より望む堰止め湖(排水路が掘られ画面右側より排水されている)。


 

 災害速報にもどる。 HOMEにもどる。 inserted by FC2 system