17年災害

5.西郷村野々尾の巨大地すべりについて

場所  :宮崎県西郷村野々尾、塚原ダム下流
崩壊規模:長さ:700m、幅:400m、深さ:40m、推定土量:1120万立米
発生日 :2005年9月6日、台風14号

 5.1.被災状況写真第2報(1月15日撮影)




図−1.野々尾崩壊地は宮崎県東臼杵郡西郷村野々尾にあり、二級河川耳川右岸、 塚原ダム下流約500mに発生した。対岸には国道327号線が通っている。




写真−1.野々尾崩壊地は宮崎県東臼杵郡西郷村野々尾にあり、二級河川耳川右岸、 塚原ダム下流約500mに発生した。対岸には国道327号線が通っている。


写真1−2.野々尾崩壊地全景、手前の川が、耳川(撮影:平成18年5月)


写真−2.野々尾崩壊地、矢印(黄色)は頁岩の露頭。ここには頁岩、砂岩、粘土化層が分布する。 水色の線より下部はフラット部、植林地と雑木林が残存する。


写真−3.崩壊地正面、樹木のある部分がフラット部。下部の断面は河川の浸食によってできた面。


写真−4.崩壊により耳川の河道は一時閉塞された。現在、河道は確保されている(手前が下流側)


写真−5.崩壊地の下流側にできた砂礫段丘。段丘面に分布する岩塊は直径1〜3mの溶結凝灰岩(枠内)


写真−6.段丘上に残された溶結凝灰岩、長径は1〜3m。


写真−7.砂礫段丘の断面、高さ19m。


写真−8.左岸に分布する岩盤(S.S.:砂岩、Sh.Shale:せん断質頁岩、Shale:頁岩)


写真−9.崩壊地中腹部、径10〜50cmの岩塊を主とする。斜面傾斜:34度


写真−10.崩壊地中腹部の頁岩露頭、手前の面が走向。


写真−11.すべり土塊上の植林地を覆う崩土、岩塊質部(直径30〜50cm)と粘土質部(黄線内)がある。


写真−12.粘土質崩土のアップ、角礫混り粘土のボール状で、点在する。


写真−13.崩壊地右側側壁に分布するAT、矢印の部分より上には無い。


写真−14.すべり土塊上のスギ植林の傾斜木、傾斜方向は斜面に直交する。傾斜角:28度。


写真−15.耳川左岸に分布する岩石。


写真−16.耳川左岸に見られる堆積構造。


 

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