平成8年6月22日見学会記
今年の現地見学会は平成8年5月18日の総会で、第1回は6月遠見山方面、第2回は県南方面と決まりました。
第1回の今回は、急遽、梅雨時ながら、
県北のオリストストローム門川層と庵川礫層、尾鈴酸性岩路頭の見学
とともに、クリノメータをさわってみることの新しい試みをであった。
現地見学会日程
日時 平成8年6月22日(土)11時〜15時30分
集合地 門川の海浜公園・公民館の駐車場
当日は曇りのち晴れの好天に恵まれた(6月22は4年連続雨がうそのよう)。
宮崎市内の11名は公民館の駐車場に集合して門川の海浜公園に向かい10時30に19名が集合した。
若干の説明ののち、最初の唐船バエの海岸に降りて、門川層群の整然層でクリノメータの実習を、
足立、後藤、松本会員、の説明で行った。
皆ひと味違った土木屋になったようでした。
その後海岸の岩場沿いに、地層の曲がりくねったスランプ構造、コンボリュウシオン構造を見たり、
生痕化石の探索をした。
昼食は海鮮料理なるこ\1500でした。
食事後の少しの時間で、足立会員より、クリノメータのEーWが逆になっていること、
後藤会員より高価なユニバサルクリノメータ等が披露された。
1時に遠見山山頂をめざして出発した、
途中、切土斜面の庵川礫層の路頭でハンマーをふるった。
遠見山山頂では、碇山の急崖と遠見山を結ぶ構造線の遠望を梅雨の真っ最中とは思えない眺望を満喫することが出来た。
山を降り、海岸線を歩いた。
いきなりVB(ボルカニック・ブレッチャア)の礫岩の転石、庵川れき層との接触部、
そして、四万十と尾鈴の接触部、また、この付近の四万十では貝化石が良く見つかるところだそうです。
一方接触部の黄鉄鉱のキラキラにも目がいった。海岸の礫は「凝灰岩」だそうで、“キラキラした砂岩”や
“緻密な火成岩”に見間違ってしまいそうだ。
その先では、四万十の巨大れき(大きいものでは10m以上)を取り込んだ火砕流堆積物のVB地層に圧倒された。
その上方の急崖はの尾鈴(wt1?)の節理(柱状?)の発達が見られた。
この頃になると、頭はオーバフローし暑さも厳しく、海岸線から上がると、自動販売機の飲み物に殺到した。
最後のとりとして、「門川町の天然記念物」である100mにわたる「四万十と尾鈴の接触部露頭」にたどり着いた。
広大な露頭は今は草木も繁り、いろも変色しており、迫力もなく、看板がなければなんだかわからない。
足立会員より切り土直後の写真を頂いて、このような天然記念物の維持管理が必要なのだが、
予算がないとの話があった。
天然記念物のアピールと維持管理のボランティアの必要を痛感した。
また今後は“地質的な天然記念物”を数多く見学し現状を見ていきたいと思う。
今回は、足立会員の庭先めぐりの一部であったが、短時間であったので、見過ごした所も多いと思うので、
できたら、来年もう一度チャレンジしたいと希望している。