油津層他の地質巡検報告
実施月日:平成12年6月17日(土)
見学場所:日南市大字楠原山ノ口(地滑り),南郷町目井津虚無僧島(油津層)
ガイド:山ノ口地区(高谷),虚無僧島(後藤)
参加者:高谷精二,後藤繁俊,澤山重樹,玉理圭太郎,田所明
報 告
第一回目は大雨で流れたため、当日は雨であったが雨天決行となり出発した。
しかし、参加者の品行はなはだ方正らしく(?)日南に着くと雨は小やみとなり、
現地に到着したときには雨は上がっていた。
最初に、楠原山ノ口の広域農道の建設現場で発生した地滑りを見学した。
ここは、飫肥の町を西に抜けて車で5分ほど行き左側に登ったところで、
日南層群の緩い斜面を切土した結果、のり面が2,3はらみだしたものである。
切土は長さ約60m,高さ約30mで、のり面では日南層群の頁岩が褶曲している様子が観察できた。
ここから道路沿いに約500m程歩いたところに、幅が約10mでやはり地滑りしている箇所があり、
ここには灰白色の粘土(写真−1)があった。
午後は目井津の虚無僧島である。ここは以前に見学会で行ったが、
満潮のためお目当ての場所に行き着く事が出来なかった所でもある。
潮の引いた時をねらい礫岩(写真−2)の間を縫って「油津層」を見学した。
後藤さんの提唱するこの油津層は、宮崎層群と四万十層群の間を埋める層で、
その根拠となる生痕化石(写真−3),地層中に取り込まれた礫の節理などを見学した。
(文責:高谷精二)
写真-1,崩壊斜面中の灰白色粘土
写真-2,油津層の基底礫
写真-3,生痕化石
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