シラスと四万十層の境界問題
−−−地質巡検報告−−−
実施した月日:2001/5/20
行った所:山之口町五十山
ガイド:高谷精二
参加者:稲森光洋,澤山重樹,宍戸章,鈴木恵三,高谷精二
みどころ:シラスと四万十層の境界に生じたパイピング
概要
宮崎県の県南地域では、シラスとその下位に位置する四万十層の境界に空洞(パイピング孔)が
発生、陥没が生じ場所によっては工法の変更を余儀なくされることも珍しくない。
このような例が、宮崎自動車道に隣接する場所(キロポスト:59.0km)で見られた。
場所はR269の田野町から山之口町に入った五十山で、現場はかつて土取り場であった。
現在は土は取っていないが、土取り場跡にはシラスとその下位に風化した四万十層の頁岩があり、
境界に空洞が生じている。
空洞は二箇所あり、上部のものは高速道路との境界より約2mなので、
道路面の下に延長していることが考えられる。図−1および図−2。
図−3はテフラを切るすべり面らしきものである。見つけたときはテフラだけしか見えなかったので、「活断層発見か」と思ったが、
下の方が見えてくるとズレはシラスの中に消えてしまっていた。
(文責:高谷精二)